2020年01月10日
214.就寝時の降圧薬の服薬は心血管リスク低下を向上させる:Hygia Chronotherapy Trial
Bedtime hypertension treatment improves cardiovascular risk reduction: the Hygia Chronotherapy Trial.
Hermida RC, et al Eur Heart J. 2019. Oct.22. DOI; 10.1093/eurheartj/ehz754
日本ローカーボ食研究会は2011年に医師、管理栄養士、薬剤師、生理学研究者などが集まって発足しました。主な目的は、ゆるやかな糖質制限食を2型糖尿病や肥満の治療へ組み込むため安全で有効な指導方法を医療機関や広く一般に啓蒙すること、それに臨床研究を行うことです。これまでに定期的な講演活動、学術集会、症例検討会、学術論文の発刊、啓蒙書の出版「正しく知る糖質制限食」(2013年 技術評論社)、「ゆるやかな糖質制限食による2型糖尿病治療 -ガイドライン2016-」(2016年 風媒者)、「医師が実践するおいしい糖質オフレシピ216」(2018年 西東社)などを行ってきました。その間、この食事療法は一般に広く知られることになりましたが、未解決の課題はまだたくさん残っており臨床研究による解決が期待されています。また、この会はゆるやかな糖質制限食にとどまらず、食事療法を生活習慣病全域、循環器疾患、呼吸器疾患、癌、認知症や老化など広い分野に活用するために学術的、臨床的な情報を発信しています。
テーマ「猛暑の時代の水と塩分」
日時:2025年3月16日(日)10:00~14:00
場所:WEB開催
参加費:無料
プログラムはこちらから
わたしが書いた本のお知らせです。文藝春秋社から「50歳を過ぎたらダイエットしてはいけない-メタボの嘘と肥満パラドックスの真実-」を出版しました。 肥満パラドックスとは小太りが長生き、痩せは早死にすることを科学的に解説した日本で初めての本です。肥満や小太りはダメ、この考えは日本中にはびこっていますが、この間違った常識を徹底的に覆すために気合いを入れて書きましたので是非お読み下さい。
大手書店やamazonなどインターネットでも販売しております。当院受付でも販売しております。
詳細はこちらから
「日本を含む東アジア民族のLDL-コレステロール値と疾患」
韓国から東アジア人(モンゴロイド)のLDLコレステロールと疾患に関する140万人という桁違いな大規模研究の結果が発表されました。この論文は先生の解説付きですので是非お読み下さい。
Reducing Carbohydrate from Individual Sources Has Differential Effects on Glycosylated Hemoglobin in Type 2 Diabetes Mellitus Patients on Moderate Low-Carbohydrate Diets
「ゆるやかな糖質制限食を実行中の2型糖尿病の患者において、それぞれの糖質源によってHbA1cへの効果は異なっている」
詳細はこちらから(全訳と解説)
・2021年、私たちのゆるやかなローカーボ食(1)
・2021年、私たちのゆるやかなローカーボ食(2) -糖質を多く含む食品管理から糖質グラム管理へ-
・2021年、私たちのゆるやかなローカーボ食(3) -総糖質量から個々の糖質源の管理へ-
・2021年、私たちのゆるやかなローカーボ食(4) -糖質源によってHbA1cへの影響は全く異なる-
【ゆるやかな糖質制限を行っている2型糖尿病患者ではそれぞれの糖質源由来の糖質摂取量減少はHbA1cへ違った効果を持っている】
(Diabetes Metabolism Journal 2020)
詳細はこちらから
NPO法人日本ローカーボ食研究会代表理事 灰本 元先生 監修による待望のローカーボ食(ゆるやかな糖質制限食)レシピ集が発刊となりました。
本書は生活習慣病予備群や一般の方々が少しでも健康に生きるために、わたしたちがこの十数年間にローカーボ食の臨床研究を積み重ねて到達した、安全で効果的なローカーボ食の方法があちこちにちりばめられており、ゆるやかな糖質制限食、本書では糖質オフのノウハウを満載した一冊となっています。西東社より2018年7月発刊 1,400円+税。
全国の書店でご購入いただけます。
【糖尿病治療薬を非服用の日本人2型糖尿病患者における炭水化物およびその由来食品のHbA1c値に対する影響】
詳細はこちらから
2014年春から灰本先生とじん薬局薬剤師との英論文抄読会(ジャーナルクラブ)がスタートしました。私たち薬剤師の医学的知識、臨床的知識が圧倒的に不足していたことが始まりでした。