2012年5月17日に日本ローカーボ食研究会は特定非営利活動法人（NPO法人）となりました。

　この研究会は2011年3月に医師や管理栄養士などによって設立されました。
　ローカーボ（低炭水化物、糖質制限）の研究は欧米を中心にしてこの一年間に大きく前進しました。とくに大規模長期観察コホートは、厳しい低炭水化物、糖質制限による療法の弱点、すなわち癌や脳心血管死を含む総死亡が増えるという事実を浮き彫りにしています。その成果と私たちの臨床研究をもとに、日本ローカーボ食研究会は緩やかな低炭水化物、糖質制限による治療を推進しています。
この主旨に賛同する医師、管理栄養士、食品や製薬メーカー、研究者などの方々はこの1年間に着実に増えており、学術集会や定期勉強会で互いに研鑽を重ねてきました。今後も日本ローカーボ食研究会は、日本人の糖尿病やメタボリック症候群だけではなく癌も含めて幅広い健康と食生活のあるべき姿について、それに関わる医療、栄養、食品、製薬、研究、行政、教育、患者など各方面の方々と一緒に考えていきます。そして、ホームページ、学術集会、定期勉強会、臨床研究、講演記録の出版、教科書の編纂と出版などを通じて科学的な情報を共有しながら発信し続けて行きます。
今後も多くの皆様方の学術的そして経済的な支援をお願いいたします。