日本ローカーボ食研究会

日本ローカーボ食研究会

設立の趣旨

 日本ローカーボ食研究会は2011年に医師、管理栄養士、薬剤師、生理学研究者などが集まって発足しました。主な目的は、ゆるやかな糖質制限食を2型糖尿病や肥満の治療へ組み込むため安全で有効な指導方法を医療機関や広く一般に啓蒙すること、それに臨床研究を行うことです。これまでに定期的な講演活動、学術集会、症例検討会、学術論文の発刊、啓蒙書の出版​​​​​​​「正しく知る糖質制限食」(2013年 技術評論社)、「ゆるやかな糖質制限食による2型糖尿病治療 -ガイドライン2016-」(2016年 風媒者)、「医師が実践するおいしい糖質オフレシピ216」(2018年 西東社)などを行ってきました。その間、この食事療法は一般に広く知られることになりましたが、未解決の課題はまだたくさん残っており臨床研究による解決が期待されています。また、この会はゆるやかな糖質制限食にとどまらず、食事療法を生活習慣病全域、循環器疾患、呼吸器疾患、癌、認知症や老化など広い分野に活用するために学術的、臨床的な情報を発信しています。

事務局より

新着情報を更新

ローカーボ食指導法の進歩 その3 もっとゆるやかに糖質を減らす
 

 延期しておりました第10回日本ローカーボ食研究会についてのお知らせ 

NPO法人日本ローカーボ食研究会学術総会のウェブ講演会

NPO法人理事長 灰本 元(灰本クリニック)
2020年10月12日

 2010年3月に予定していた第10回の学術総会がコロナ禍のなか開催できませんでした。秋になってもなかなか開催は難しいので全部の演題をウェブで発表する方針としました。二つの特別講演は10月中に、8つの症例発表は11月~12月にウェブで順次公開します。
 この学術総会は今年で10年目を迎えました。その間、糖尿病を薬で治療したときHbA1cが7.0%以下になると死亡リスクが急激に上昇、ローカーボ食も厳しく実行すると癌死が増える、メタボリック症候群は科学的に不十分で小太りの方が長生きなど、生活習慣病を巡る環境は大きく変わりました。これらの変革を反映した二つの講演と8つの症例発表をウェブで発表します。
 特別講義1は村瀬孝司先生の「新しい時代の糖尿病治療の考え方」です。
 村瀬先生は内分泌・糖尿病専門医の開業医で、数年前まで名古屋第一日赤病院や名古屋医療センターに勤務していました。若い頃は基礎医学の研究に勤しんだこともあり、なにより幅広く海外文献に精通しているので広範な視点から最新の糖尿病の治療について解説していただきます。
 特別講義2は加藤潔先生の「細胞生理学者から見た血糖値の恒常性」です。
 加藤潔先生は名古屋大学理学部教授を長らくお勤めで、専門は細胞生理学、特に植物の細胞膜輸送システムの研究です。灰本クリニックの20年来の糖尿病患者でもあります。私たち医学部や栄養学部出身では歯が立たない基礎生化学、生理学に関して膨大な知識をお持ちで、見たことがない血糖の恒常性に関する臓器相関図を作っていただきました。それを中心に独特の視点からの講義を聴きましょう。
 症例発表は医師、管理栄養士から8演題あります。半分は糖尿病に合併した高コレステロール血症から心筋梗塞、心不全、脳梗塞に発展した症例で、LDL-コレステロールの管理が議論の中心となります。
 残りの半分は栄養指導に関する演題です。最近、私たちは次のような臨床研究の成果を発表しました。同じ糖質量の減少でも糖質源(糖質を含む食品群)によってHbA1cの下がり方は2~4倍も違います(Diabetes Metabolism J 2020年)。それを受けて、具体的な症例検討を通じて新しい糖質制限の指導方法について考えます。

◆動画配信方法に関しましては準備でき次第お知らせいたします。

「医師が実践する おいしい糖質オフレシピ 216」発刊のお知らせ

LC recipe.jpg NPO法人日本ローカーボ食研究会代表理事 灰本 元先生 監修による待望のローカーボ食(ゆるやかな糖質制限食)レシピ集が発刊となりました。
 本書は生活習慣病予備群や一般の方々が少しでも健康に生きるために、わたしたちがこの十数年間にローカーボ食の臨床研究を積み重ねて到達した、安全で効果的なローカーボ食の方法があちこちにちりばめられており、ゆるやかな糖質制限食、本書では糖質オフのノウハウを満載した一冊となっています。西東社より2018年7月発刊 1,400円+税。
全国の書店でご購入いただけます。

 【発刊にあたり】

 ★レシピ集を使って脂質摂取の増加に成功★
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 定期勉強会  

第15回定期勉強会の日時がきまりました。
日時:2019年10月26日(土)15時から
場所:灰本クリニック 春日井市弥生町1-80
講義「糖質の種類によってHbA1cに与える影響は違うか」について症例「糖質量を変えずに糖質源を変更してHbA1cを下げた症例
」をまじえてお話します。
 

 灰本先生の最新論文を掲載しました

【糖尿病治療薬を非服用の日本人2型糖尿病患者における炭水化物およびその由来食品のHbA1c値に対する影響】

詳細はこちらから

おすすめコンテンツ

企業の皆様へ入会ご協力のお願い

・学術総会
第9回学術総会
終了

・定期勉強会
第15回定期勉強会 延期

・講演会
未定

ローカーボについての医学的総説と指導方法の総説です。

海外の注目論文

英論文抄読会(ジャーナルクラブ)とホームページ掲載への経緯

2014年春から灰本先生とじん薬局薬剤師との英論文抄読会(ジャーナルクラブ)がスタートしました。私たち薬剤師の医学的知識、臨床的知識が圧倒的に不足していたことが始まりでした。

> 詳しくはこちら

2019年11月19日

212.高いアルコール消費量は遺伝的および環境要因と独立して男性の41年間の冠動脈疾患死亡リスクの低下と関連する

Higher usual alcohol consumption was associated with a lower 41-y mortality risk from coronary artery disease in men independent of genetic and common environmental factors: the prospective NHLBI Twin Study.
Jun Dai et al. The American Journal of Clinical Nutrition, Volume 102, Issue 1, July 2015, Pages 31?39, https://doi.org/10.3945/ajcn.114.106435

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新着情報

2020年10月15日

血圧が高い人は認知症になりやすい!?

 我が国の65歳以上の8~10%の人は認知症であると推定され、年齢が上がるごとに増加して85歳以上になるとその有病率は約30%に達すると言われています。

2020年05月23日

塩分を多く含む食品がすべて悪いとは言えない

灰本 元

 塩分摂取は血圧を上げるので脳梗塞や脳出血が増えることは昔からよく知られています。わたしが開業した頃(1990年)平均塩分摂取量は一日14g、東北地方では20gも摂っているという新聞記事を読んで驚いた記憶があります。

> 新着情報一覧

人工甘味料について

2019年04月26日

腸内細菌と病気 その1「腸内細菌を壊す身近な食品と薬」

灰本クリニック 灰本 元

 腸内細菌とは主に小腸~大腸に生息する細菌のことです。口腔内には唾液1mlあたり1億個の細菌が生息していますが、胃ではPH1という強力な酸性のなかで著しく生息数は少なくなり、小腸から大腸に下りるにつれて増加し、大腸では1兆個/便1gに達するといいます。

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医療法人芍薬会灰本クリニック むらもとクリニック 内科・漢方 安井医院 渡辺病院