設立の趣旨

 日本ローカーボ食研究会は2011年に医師、管理栄養士などが集まって発足、2012年にNPO法人となりました。この会では糖質制限食による2型糖尿病治療について科学的知識の収集、分析及び臨床応用を進めてきました。それらをもとに医療関係者へ“ゆるやかな糖質制限食(ローカーボ食)”についての科学的知識と実践方法の普及を図ってきました。2013年にはそのノウハウまとめた「正しく知る糖質制限食」(技術評論社)を、2016年には「ゆるやかな糖質制限食による2型糖尿病治療 -ガイドライン2016-」を出版しました。
 この間、糖質制限食は広く知られるところとなりましたが、相変わらず日本発の臨床研究報告は少なく、残念なことに多くの人たちはいまだ民間療法レベルの知識のままでこの食事療法を行っています。私たちの研究会は、長期間続けても安全で効果的な“ゆるやかな糖質制限食”を軸に、さらに効果的な治療法の確立及びその普及をめざしています。
 今後、NPO法人日本ローカーボ食研究会は糖質制限食にとどまらず、食事を中心とする生活習慣全体と健康・疾病のかかわりについて学術的、臨床的な情報を発信し続けます。

事務局より

「医師が実践する おいしい糖質オフレシピ 216」発刊のお知らせ

LC recipe.jpg NPO法人日本ローカーボ食研究会代表理事 灰本 元先生 監修による待望のローカーボ食(ゆるやかな糖質制限食)レシピ集が発刊となりました。
 本書は生活習慣病予備群や一般の方々が少しでも健康に生きるために、わたしたちがこの十数年間にローカーボ食の臨床研究を積み重ねて到達した、安全で効果的なローカーボ食の方法があちこちにちりばめられており、ゆるやかな糖質制限食、本書では糖質オフのノウハウを満載した一冊となっています。西東社より2018年7月発刊 1,400円+税。
全国の書店でご購入いただけます。

 【発刊にあたり】

 ★レシピ集を使って脂質摂取の増加に成功★
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 定期勉強会  

第15回定期勉強会は当会諸事情により延期となりました。
日時:未定

 

 第9回日本ローカーボ食研究会 学術総会のご案内 

日時: 2019年3月10日(日) 10:30~ 16:30
場所: 安保ホール (501号 A-B)
参加費: 2,000円 
主催: NPO法人 日本ローカーボ食研究会

 【今年度学術集会のテーマ

  ローカーボ研究会が発足して10年、当初奇異な目で見られていたこの食事療法も多くの糖尿病や肥満患者が取り組み、厳しい限食を長く続けるのは危険と知られるようになりました。ところが、糖質を制限しつつ脂質摂取を増やすことを熟知している人は多くはありません。つまり、臨床研究に基づいた科学的なローカーボ食はまだ一般には衆知されていないのが現状で、その指導方法も画一なものから患者の目的や重症度に合わせて個別な方法を開発する必要があります。

 今年度の学術集会のテーマは、ローカーボ食を巡るわたしたちと世界の10年間の変遷とこれからの課題です。10年間の歴史を振り返りながら、現場の管理栄養士からの経験や提言、火急の課題である人工甘味料と糖尿病の発がんへの警鐘などの演題を揃えました。医師、管理栄養士、医療関係者だけでなく食品関連の皆様にも参加していただいて活発に議論しましょう。

NPO日本ローカーボ食研究会代表理事 灰本 元

学術集会テーマの全文

 第9回日本ローカーボ食研究会学術総会 プログラム

◆開会の挨拶 
NPO法人代表理事 灰本 元  (灰本クリニック 春日井市 内科)
テーマ:ローカーボ食10年間の変遷とこれからの課題

◆午前の部    
ローカーボ食10年間の変遷とこれからの課題 
灰本 元  (灰本クリニック 内科)

◆午後の部 シンポジウム  
① 「HbA1c目標値が緩和された背景」
  中村 了 (渡辺病院 知多郡 総合内科)

「意図しない厳しい糖質制限を防ぐために~食品管理からグラム管理へ~」
  森山 真衣 (小早川医院 昭和区 管理栄養士)

「“脂”を悪と信じている患者との格闘」
  渡邉 志帆 (灰本クリニック 管理栄養士)

④ 「人の味覚をだます人工甘味料 ~腸内細菌叢はだませない?~」 基礎研究から
     加藤 潔(名古屋大学名誉教授、細胞生理学)

⑤ 「人の味覚をだます人工甘味料~人工甘味料は万病の元~」 臨床研究から
     村元 秀行 (むらもとクリニック 千種区 内科)

⑥ 「警告!! 糖尿病のローカーボ治療中に癌が見つかる時」
  灰本 耕基 (灰本クリニック 内科)

⑦ 「抗インシュリン抗体のため血糖値不安定となり、ローカーボ食で30年来のインシュリンを離脱できた一例」
  インスリンを離脱できた症例 米田 正始 (医誠会病院 大阪 心臓血管外科)

◆全体ディスカッション 
※題名は仮題です。若干のプログラム変更の際はご了承下さい。

 

 灰本先生の最新論文を掲載しました

【糖尿病治療薬を非服用の日本人2型糖尿病患者における炭水化物およびその由来食品のHbA1c値に対する影響】

詳細はこちらから

海外の注目論文

英論文抄読会(ジャーナルクラブ)とホームページ掲載への経緯

2014年春から灰本先生とじん薬局薬剤師との英論文抄読会(ジャーナルクラブ)がスタートしました。私たち薬剤師の医学的知識、臨床的知識が圧倒的に不足していたことが始まりでした。

2019年02月20日 204.閉塞性睡眠時無呼吸の治療はカテーテルアブレーション後の心房細動再発のリスクを低減する

Treatment of Obstructive Sleep Apnea Reduces the Risk of Atrial Fibrillation Recurrence After Catheter Ablation
J Am Coll Cardiol. 2013 Jul 23;62(4):300-5. doi: 10.1016/j.jacc.2013.03.052.


2019年02月08日 203.2型糖尿病患者におけるメトホルミンとビタミンB12との関連性:システマティックレビューとメタ解析

Association between metformin and vitaminB12 deficiency in patients with type 2 diabetes: A systematic review and mata-analysis
L.E. Chapman et al. Diabetes & Metabolism 42 (2016) 316-327


2019年02月06日 202.腎機能別のメトホルミンと乳酸アシドーシス発症リスクとの関連性:地域住民コホート研究

Association of Metformin Use With Risk of Lactic Acidosis Across the Range of Kidney Function
A Community-Based Cohort Study
Benjamin Lazarus, et al. JAMA Inter Med. 2018; 178(7): 903-910. doi:10.1001/jamainternmed.2018.0292


2019年02月06日 201.小児の胃腸炎に対するプロバイオティクス配合剤(整腸剤)の多施設試験

Multicenter Trial of a Combination Probiotic for Children with Gastroenteritis.
Freedman SB, et al. N Engl J Med. 2018 Nov 22;379(21):2015-2026.
doi: 10.1056/NEJMoa1802597.


2019年01月10日 200.認知症が減り始めている!?

認知症の30年間の傾向:スウェーデンの入院患者カルテの全国的な住民研究
Thirty-year trends in dementia: a nationwide population study of swedish inpatient records.
Dominika seblova1 et al., Clinical Epidemiology 2018:10 1679-1693


>>過去の論文紹介

What’s new

2018年11月12日 ”肥満パラドックス”を知っていますか その3

日本における冠動脈心疾患による死亡率の継続的な低下と総コレステロールの持続的かつ顕著な上昇:7カ国調査後の日本の経験

Continuous decline in mortality from coronary heart disease in Japan despite a continuous and marked rise in total cholesterol: Japanese experience after the Seven Countries Study
Akira Sekikawa,et al., International Journal of Epidemiology, 2015, 1614–1624


2018年11月02日 レシピ集を使って脂質摂取の増加に成功

灰本クリニック 灰本 元

 前回は「医師が実践するおいしい糖質オフ レシピ 216」を紹介しました。今回はそれを使ってたくさんの糖尿病患者さんに説明してみたら愕然としたのでその話題を書きます。ちなみに、第1刷は12,000部発刊したのですが、3か月間に10,000部近くも売れて早くも増刷となりました。


2018年08月10日 ”肥満パラドックス”を知っていますか その2

“肥満パラドックス”を知っていますか? その2

灰本クリニック 医師 灰本 元 記


2018年05月28日 “肥満パラドックス”を知っていますか?その1

“肥満パラドックス”を知っていますか? その1


灰本クリニック 医師 灰本 元 記


2018年04月24日 血糖のホメオスタシスで忘れがちなもう一つの視点—その2

「その1」で紹介した論文の8名の著者のうち、責任著者Fineman, Mを始めとしT.K., C.B., S.S., A.B. の5名はSan Diegoの製薬会社Elcelyx Therapeuticsに所属し、Met DRは同社が開発し発売している薬品であるが、報告にDiabetes Careの編者が注目して論文に先立ち下記のコメントを同時に掲載している。
Song, R (Dept of Biol Chem and Mol Pharmacol, Harvard Med Sch, Boston, MA)
Mechanism of metoformin: A tale of two sites. Diabetes Care 2016; 39:187-189


>>過去のWhat’s New

人工甘味料について

2018年09月21日 人工甘味料および糖甘味飲料摂取と2型糖尿病の発症:癌と栄養に関するヨーロッパの前向きコホート研究

Consumption of artificially and sugar-sweetened beverages and incident type 2 diabetes in the Etude Epide´ miologique aupre` s des femmes de la Mutuelle Ge´ ne´ rale de l’Education Nationale–European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition cohort
Guy Fagherazzi et al. Am J Clin Nutr 2013;97:517–23


2018年09月12日 超加工食品の消費と癌の発症リスク:NutriNet-Santeの前向きコホートの結果

Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Sante prospective cohort
Thibault Fiolet et al. BMJ 2018;360:k322 | doi: 10.1136/bmj.k322


2018年09月11日 肥満につながる砂糖飲料と人口甘味飲料:システマテックレビューとメタアナリシス

Sugar and artificially sweetened beverages linked to obesity: a systematic review and meta-analysis
D. Ruanpeng et al. QJM: An International Journal of Medicine, 2017, 513-520
doi: 10.1093/qjmed/hcx068


2017年10月12日 閉経後女性における人口甘味飲料、砂糖飲料、水と糖尿病発症


>>過去の人工甘味料について

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研究会と世話人

研究会と世話人を紹介します。

賛助会員・入会

企業の皆様へ入会ご協力のお願い

 勉強会お知らせ

・学術総会
第9回学術総会
日時:2019年3月10日(日) 10:30~ 16:30
場所:未定

 

・定期勉強会  
第15回定期勉強会 延期


・講演会
未定

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