英論文抄読会(ジャーナルクラブ)とホームページ掲載への経緯
2014年春から灰本先生とじん薬局薬剤師との英論文抄読会(ジャーナルクラブ)がスタートしました。私たち薬剤師の医学的知識,臨床的知識が圧倒的に不足していたことが始まりでした。
最初はPubMedを使っての論文検索すら満足にできませんでしたが,回数を重ねるごとに世界の最先端の知識・考え方などを吸収し日々の業務に少しずつですが活用できるようになってきました。最近では管理栄養士さんの参加もありより広いテーマの英論文を読むようになりました。この抄読会で取り上げているテーマは,薬物治療とそれに対する批判,食事,栄養,糖尿病,肥満,高血圧,高脂血症,認知症など幅広い医学領域に渡っています。
日本ローカーボ食研究会の目的の一つは,生活習慣病全体についての世界最先端の研究成果を多くの医療機関の皆様に情報発信することです。その目的に沿って,私たちが自分たちの目で探して,読んで,翻訳した英論文を私たちだけが知っているのはもったいない,皆様にも知っていただきたい,きっとその知識が毎日の臨床に役立つに違いないと思い至りました。
このような背景で,私たちが選んだ海外の研究成果を日本語に翻訳して,定期的に日本ローカーボ食研究会のホームページでご紹介することになりました。
私たちだけでは翻訳が至らない点も多々あるので,加藤潔先生に監訳していただくことにしました。世界最先端の知識を楽しんで,そして役立てていただければ幸いです。
ジャーナルクラブ参加者
灰本 元(医師)
村元 秀行(医師)
北澤 雄一(薬剤師)
松岡 武徳(薬剤師)
加藤 仁(薬剤師)
渡邉 真弓(薬剤師)
大西 歩実(管理栄養士)
渡邉 志帆(管理栄養士)
監訳
加藤 潔(名古屋大学名誉教授,植物細胞生理学)