日本ローカーボ食研究会

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食事記録と臨床的評価

 総糖質摂取量および糖質源は3日間の食事記録に基づいて治療前および6ヶ月後に評価された。

患者には平日2日間と休日1日の連続しない3日間の食事摂取量の記録を要請した。その後、灰本クリニック初診から2週間以内に食事記録を入手し、この期間中にHbA1cを測定した。患者にはこの期間中は食事内容を変更しない様に指導した。補足的な情報は栄養士による聞き取りによって入手した。食事摂取量はHealthy Maker Pro 501(マッシュルームソフト社、日本、岡山)を使用して食事記録を基に計算した。
私たちは、各患者のBMIおよびHbA1cを毎月測定した。静脈血検体は、空腹時血糖値、空腹時インスリン値、中性脂肪値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値を測定するために治療前および6ヶ月後の時点で12時間の絶食後に採取された。インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)は以下の通りに計算した。[空腹時血糖値 (mg/dL)×空腹時インスリン値 (μIU/mL÷405)]
患者に対し余暇時間での身体活動量を治療前におけるアンケートで質問した。1週間あたりの身体活動量(運動強度 (METs)×時間 (hr)/週)は余暇時間での様々な身体活動の強度と所要時間を基に計算された。私たちは、2016年7月以降に登録された患者83人に対して研究期間中での余暇時間での身体活動の変化を調査した。

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