日本ローカーボ食研究会

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日総研セミナー 名古屋

症例から理解するローカーボ食

◆日総研ローカーボ食講演会の感想◆

12月4日(日)日総研出版主催の「ローカーボ食講演会 症例から理解するローカーボ食」が名古屋で開催されました。

 名古屋、大阪に続き再び名古屋と今年3回目の講演会になりました。内容はこれまでとは一新し、「ローカーボ食+糖尿病」だけではなく血圧や脂質異常症、腎症(Ⅱ・Ⅲ期)の合併、心臓バイパス術後、癌の発症後などローカーボ食実施とともに、さまざまな疾患が合併した症例を一例一例じっくり検討していく内容となりました。また、名古屋ハートセンター副院長、米田正始先生にも循環器の立場から症例にコメントをいただきました。全18症例、今回もみっちり5時間、約30名の医療関係者の方々にご参加いただきました。

 まず、簡単にローカーボ食の復習、栄養指導方法を紹介後症例に移り、医師からは、患者さんの基本情報や背景、問題と治療方針、その後の経過などを、管理栄養士からは、患者さんの食嗜好・生活環境や特徴、摂取栄養素の変化、開始前後の食事日記と栄養指導のポイントを紹介しました。
今回の大きな特徴は、症例中心で食事療法以外にも細やかな内服薬の処方・変更方法、他疾患合併の際の治療方針、栄養指導における生活環境の注意点、指導方法など臨床的な視点を幅広く織り交ぜた内容にありました。これまでは、ローカーボ食の効果、生化学、研究データ結果、栄養指導の進め方、注意点など教科書的な内容でした。では、実際どうなのか?どうすればいいのか?これはローカーボ食指導者としては一番知りたかったことだと思います。今回の講演会では、そんな疑問にお答えできた部分も多かったのではないかと思っています。

 栄養指導においては、ローカーボ食だからこその特徴だけではなく、より具体的な内容で、食べ物以外でも確認・考慮いただきたいこともお話しました。管理栄養士はもちろんのこと、医師や看護師の方々にも、今後の指導の参考になればと思っています。一方、私たちは今回改めてスライドを作ったことで、患者さんひとりひとりのより具体的な問題点、またもっと医師と管理栄養士で連携を深めるべき点などが分かり日頃の診療を見直す機会ともなりました。

 米田先生の心臓外科医からのコメントが症例検討にさらに深みを持たせ、今までとは違う内容に大変満足した、という意見が多かったと聞きました。ローカーボ食の指導を始めたばかりで苦労している方、興味はあるけれど勉強する機会が少ない方、これからも研究会や講演会を通して一緒にローカーボ食を学べることができればと思っています。

管理栄養士 篠壁 多恵

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