日本ローカーボ食研究会

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6月の出来事 その2

6月の出来事の続き
その1 https://low-carbo-diet.com/whats_new/blog-maeda5

もくれんクリニック 前田 惠子 記

(西伊豆早朝カンファランス)
http://www.nishiizu.gr.jp/intro/conference.html


 伊豆西海岸は大変美しいところで夕陽の町としても有名です。私も夕刻に「伊豆の松島」と称される堂ヶ島へ行ってきました。伊勢の二見浦(ふたみがうら)にちょっと似た感じ、向かいには「加山雄三ミュージアム」があり、昭和のノスタルジーを感じました。心洗われる気分でした。
海の幸、山の幸、温泉に恵まれ、研修医の多くはスキューバダイビングを習得して帰っていくそうです。お子さんのある方は大自然の中での子育てが出来、心豊かに過ごせそうです。
夜は院長先生のご自宅で医局会を兼ねたホームパーティーに混ぜて頂き、若手医師の方々のエネルギーを感じました。還暦を過ぎた院長先生も同じように好奇心を持ってどんどん質問される姿に圧倒されました。素晴らしい指導者と、互いに教えあう風土は、医師としての一生の勉強習慣を育む貴重な数年となるのだろうと感じました。
私も初期に赴任した病院は田舎の基幹病院で、何もかも診なければならないところでしたが、残念ながら「一生の勉強習慣を育む」ことができず、怠け者のままです。
 能楽に「張良(ちょうりょう)」という曲があるそうです。中国の漢の時代の将軍で、その武名を歌われた張良という人が、若いころに黄石公という老人から「太公望秘伝の兵法の極意」を授けられた時のエピソードを戯曲化したものです。黄石公は何かを教えたわけでもなさそうなのに、張良は自ら能動的に何かを学び取った、というような話です。また先生というのは本質的に機能的な存在であり、先生を教育的に機能させるのは学ぶものの主体性である、ということについてラカン(フランスの哲学者・精神科医・精神分析家)が述べているそうです。
「自身の問いに答えを出すことは弟子自身の仕事です。師は「説教壇のうえから」出来合いの学習を教えるものではありません。師は弟子が答えを見出す正にその時に答えを与えます」
やはり何でも自分次第・・・、ってことですね。

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