日本ローカーボ食研究会

日本ローカーボ食研究会

第10回学術総会のプログラム

NPO法人日本ローカーボ食研究会学術総会のウェブ講演会

NPO法人理事長 灰本 元(灰本クリニック)
2020年10月12日

 2020年3月に予定していた第10回の学術総会がコロナ禍のなか開催できませんでした。秋になってもなかなか開催は難しいので全部の演題をウェブで発表する方針としました。二つの特別講演は10月中に、8つの症例発表は11月~12月にウェブで順次公開します。
 この学術総会は今年で10年目を迎えました。その間、糖尿病を薬で治療したときHbA1cが7.0%以下になると死亡リスクが急激に上昇、ローカーボ食も厳しく実行すると癌死が増える、メタボリック症候群は科学的に不十分で小太りの方が長生きなど、生活習慣病を巡る環境は大きく変わりました。これらの変革を反映した二つの講演と8つの症例発表をウェブで発表します。
 特別講義1は村瀬孝司先生の「新しい時代の糖尿病治療の考え方」です。
 村瀬先生は内分泌・糖尿病専門医の開業医で、数年前まで名古屋第一日赤病院や名古屋医療センターに勤務していました。若い頃は基礎医学の研究に勤しんだこともあり、なにより幅広く海外文献に精通しているので広範な視点から最新の糖尿病の治療について解説していただきます。
 特別講義2は加藤潔先生の「細胞生理学者から見た血糖値の恒常性」です。
 加藤潔先生は名古屋大学理学部教授を長らくお勤めで、専門は細胞生理学、特に植物の細胞膜輸送システムの研究です。灰本クリニックの20年来の糖尿病患者でもあります。私たち医学部や栄養学部出身では歯が立たない基礎生化学、生理学に関して膨大な知識をお持ちで、見たことがない血糖の恒常性に関する臓器相関図を作っていただきました。それを中心に独特の視点からの講義を聴きましょう。
 症例発表は医師、管理栄養士から8演題あります。半分は糖尿病に合併した高コレステロール血症から心筋梗塞、心不全、脳梗塞に発展した症例で、LDL-コレステロールの管理が議論の中心となります。
 残りの半分は栄養指導に関する演題です。最近、私たちは次のような臨床研究の成果を発表しました。同じ糖質量の減少でも糖質源(糖質を含む食品群)によってHbA1cの下がり方は2~4倍も違います(Diabetes Metabolism J 2020年)。それを受けて、具体的な症例検討を通じて新しい糖質制限の指導方法について考えます。

◆動画配信方法につきましては、YouTubeにて配信中です。動画視聴をご希望の方は、下記メールアドレスまで連絡をお願い致します。
e-mail:low.carbo.diet@gmail.com
なお、講演会視聴費として1,500円のお振込みをお願いしております。振り込みの確認ができ次第YouTubeのURLをお送りする予定です。
*振込手数料はご本人様で負担をお願いしておりますあらかじめご了承下さい。

特別講演1「新しい時代の糖尿病・脂質異常症の治療の考え方」 
 村瀬 孝司 (リブラささしまメディカルクリニック 医師)
 
特別講演2「血糖値のホメオスタシス」

 加藤 潔 (名古屋大学名誉教授、細胞生理学)

症例検討「糖尿病の大血管障害と糖質由来食品を考慮したローカーボ治療」

1.「LDLコレステロールと心筋梗塞発症の関係~メタアナライシスより~」
 村元 秀行 (むらもとクリニック 千種区 内科)

2.「2型糖尿病患者のコレステロール管理の甘さによる心筋梗塞発症3例」
 灰本 耕基 (灰本クリニック 内科)

3.「重度肥満の患者の心臓手術(バイパス)」
 米田 正始 (医誠会病院 大阪 心臓血管外科)

4.「糖尿病治療中に発症した高血圧とは関連が薄い重症脳梗塞」
 小早川 裕之 (小早川医院 内科)

5.「異なる糖質源によるHbA1cへの影響についての解析・悪糖度を考慮したローカーボ指導」 
 灰本 元 (灰本クリニック 内科・NPO法人代表理事)、渡邉 志帆 (灰本クリニック 管理栄養士)

6.「血糖を上昇させる食品~自動血糖測定器を使って~」
 古池 祥子 (リブラささしま 管理栄養士)

7.「糖質由来食品を考慮した2型糖尿病治療の症例」
 近藤 祥子 (渡辺病院 知多郡 管理栄養士)

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