日本ローカーボ食研究会

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31.合衆国女性の摂取炭水化物の量と質による2型糖尿病発症のリスク

合衆国女性の摂取炭水化物の量と質による2型糖尿病発症のリスク
Carbohydrate quality and quantity and risk of type 2 diabetes in US women Hala B AlEssa, et.al
Am J Clin Nutr (2015) doi: 10.3945/ajcn.115.116558
*To whom correspondence should be addressed. E-mail: Frank.hu@channing.harvard.edu

背景:炭水化物の品質が、2型糖尿病(T2D)の重要な決定要因である場合があります。しかし、様々な炭水化物の品質測定基準と2型糖尿病の発症リスクとの関係については系統的に調べられていない。

目的:この研究の目標は、(合衆国の)女性について炭水化物、でんぷん、食物繊維、およびこれらの栄養素の異なる組み合わせと2型糖尿病 リスクとの関連を前向調査すること。

デザイン:調査開始時に循環器疾患,癌,糖尿病のない「 the Nurses’ Health Study (1984年—2008年)」(看護師健康研究)参加の70,025人の女性について前向きの追跡をした。食事内容については4年ごとの決まったアンケートにより収集し,2型糖尿病との関連をコックス回帰法により評価した。

結果:148万4千213人・年の追跡調査の間に、6,934人の2型糖尿病の症例を確認した。多変量解析で、五分位数の両極分位数を比較すると、炭水化物の高い摂取量と2型糖尿病とは関連していなかった(RR=0.98; 95%CI:0.89、1.08;  有意水準P=0.84)が、デンプンは高リスクで関連していた(RR=1.23 ; 95%CI:1.12、1.35; 有意水準P=0.0001)。総食物繊維(RR=0.80; 95%CI:0.72、0.89; 有意水準P=0.0001)、穀類食物繊維(RR=0.71、95%CI:0.65,0.78; 有意水準P=0.0001)、および果物食物繊維(RR=0.79; 95%CI:0.72,0.85; 有意水準P=0.0001)は2型糖尿病発症リスクと逆相関していた。総食物繊維に対する炭水化物の比率はわずかに2型糖尿病発症の高リスクと関連していた(RR=1.09; 95%CI:1.00、1.20; 有意水準P=0.04)
一方、穀類食物繊維に対する炭水化物の比率、全繊維に対するデンプンの比率、および穀物繊維に対するデンプンの比率と2型糖尿病の発症には、それぞれ(RR=1.28; 95%CI:1.17、1.39; 有意水準P=0.0001)、(RR=1.12;95%CI:1.02,1.23; 有意水準P=0.003)、(RR=1.39、有意水準P=0.0001)といずれも正の関連があることを発見した。

結論:高デンプン、低繊維、デンプン対穀類繊維比が高い食事は2型糖尿病の高い発症リスクと関連していた。食事のでんぷん対穀類繊維の比率は2型糖尿病の発症に関連しており、炭水化物の品質評価するための新規基準としてよい。

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