日本ローカーボ食研究会

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21.カルシウム摂取と骨密度

カルシウムを食事やサプリメントから摂取しても骨折は予防できない
カルシウム摂取と骨密度:系統的レビューとメタ解析
Calcium intake and bone mineral density: systematic review and meta-analysis
Vicky Tai, William Leung, Andrew Grey, Ian R Reid, Mark J Bolland
BMJ (2015) 351:h4183 | doi: 10 .113 6/bmj.h4183

目的:食事由来のカルシウム摂取の増加が骨密度(BMD)へ影響するかどうか、もしするのならその影響はカルシウムサプリメントでも同じかどうかを決める。

設定:無作為化比較試験のランダム効果メタ解析。

情報源:Ovid Medline,EMbase,Pubmedと関連した系統的レビューの参考文献。最初の検索は2013年7月に行われ、2014年9月に更新された。

研究を選ぶための適合基準:年齢50歳以上の対照者における食事由来のカルシウム又はカルシウムサプリ(±ビタミンD)の無作為化比較対照研究で、腰椎、腰部、大腿骨頚部、全身または前腕部の骨密度をアウトカムとした。

結果:基準に適合する59件の無作為化比較対照試験を確認した:15件が食事由来のカルシウム(n=1533)の、51件がカルシウムサプリメント(n=12257)の研究であった。食物由来のカルシウム摂取を増やすと骨密度(BMD)は1年で腰部と全身で0.6~1.0%増え、2年でこれら部位と腰椎及び大腿骨頚部で0.7~1.8%増えた。前腕部の骨密度には影響が無かった。カルシウムサプリは5箇所全ての骨格部位で1年、2年、2年半以上の骨密度が0.7~1.8%増加した、しかし一年より後の骨密度の増加量は1年目の増加量と同程度であった。骨密度の増加は食事由来のカルシウムの試験と(前腕部を除く)カルシウムサプリメントの試験とで似ていた。カルシウム単剤による治療対ビタミンDとの同時投与、カルシウム用量が1000mg/日以上対1000mg/日未満と500mg/日以下 対 500mg/日以上、そしてベースライン時の食事カルシウム摂取が800mg/日未満対800mg/日等のサブグループ試験において。

結論:食事由来又はカルシウムサプリを摂ることによるカルシウム摂取の増量は骨密度を増加させるが少なく累進性がないので、臨床的に有意な骨折リスクの減少につながる可能性は低い。

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