日本ローカーボ食研究会

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論文要旨和訳2014年10月①

肺炎におけるObesity survival paradox:メタアナリシス

Wei Nie, Yi Zhang, Sun Ha Jee, Keum Ji Jung, Bing Li and Qingyu Xiu
BMC Medicine 2014,12:61,

背景:肺炎において「Obesity survival paradox(肥満生存矛盾)」が存在するかどうかは不明瞭である。したがって、私たちはBMIの増加と肺炎における発症危険度および死亡危険度の関連性を評価するためにメタ解析を行った。

方法:コホート研究はPubMedとEmbaseのデータベースから同定された。相対危険度(RR)とそれに対応する95%信頼区間(CI)は変量効果モデルを使用して計算された。

結果:13のコホート研究には肺炎の発症危険度(n=1,536,623)、10のコホート研究で肺炎による死亡危険度(n=1,375,482)が含まれていた。肥満傾向と肥満の人たちは肺炎の発症危険度の増加と密接な関係が認められた(RR = 1.33、95%CI 1.04~1.71、P = 0.02、I2 = 87%)。用量反応解析では、BMIの5kg/㎡毎の増加における肺炎の発症危険度(RR)は1.04(95%CI 1.01〜1.07、P = 0.01、I2 = 84%)であった。反対に肥満傾向と肥満の人たちは、肺炎による死亡危険度の減少と密接に関係していた(RR = 0.83、95%CI 0.77〜0.91、P<0.01、I2 = 34%)。BMIの5kg/㎡毎の増加における肺炎による死亡危険度(RR)は0.95(95%CI 0.93〜0.98およびP<0.01、I2 = 77%)であった。

結論:このメタ解析は「Obesity survival paradox(肥満生存矛盾)」が肺炎においても存在することを示唆している。このメタ解析は観察研究に基づいているため、より多くの研究によるこの結果の確認が必要である。

キーワード: BMI、肥満、用量反応解析、メタ解析

http://www.biomedcentral.com/1741-7015/12/61

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