日本ローカーボ食研究会

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34.日本住民におけるコーヒー摂取量と総死亡率・死因別死亡率との関連性

日本住民におけるコーヒー摂取量と総死亡率・死因別死亡率との関連性
JPHCによる前向き研究
Association of coffee intake with total and cause-specific mortality in a Japanese population: the Japan Public Health Center–based Prospective Study
Eiko Saito, et al.

背景:世界的にコーヒーの消費が増加しているにもかかわらず、コーヒーの摂取量と総死亡や主な死因別死亡との関連性を評価した前向きコホート研究はほとんど存在しない。

目的:わたしたちは習慣的なコーヒー摂取と総死亡、癌、心血管疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷、または他の死因における死亡との関連性について日本住民を対象とした大規模コホート研究において調査するこを目的とした。

デザイン:わたしたちは調査開始時に癌や脳血管疾患、虚血性心疾患の既往歴のない40歳から69歳までの90,914名の日本人を調査した。対象者は平均18.7年間追跡調査され、その期間に12,874名の死亡が報告された。コーヒーの摂取量と総死亡、死因別死亡の関連性は潜在的な交絡因子を補正するためにCox比例ハザードモデルを用いて評価された。

結果:わたしたちは男性、女性の両方においてコーヒーの摂取量と総死亡との間の逆相関性を示した。コーヒーを全く飲まない群と比較して1日に1杯未満のコーヒーを摂取した群ではハザード比(95%信頼区間)は0.91(0.86-0.95)、1日に1-2杯の群では0.85(0.81-0.90)、1日に3-4杯の群では0.76(0.70-0.83)、そして1日に5杯より多い群では0.85(0.75-0.98)であった (p<0.001)。 コーヒーの摂取量は心血管疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患のそれぞれの死亡と逆相関していた。

結論:この前向き研究の結果によって,わたしたちは日本での習慣的なコーヒーの摂取量はより低い総死亡危険度と3つの主要な疾患による死亡危険度に関係していることを示唆する。のより低い危険度と関連していることを示唆する。


読後感想:コーヒー消費量と総死亡との関連性については多少の地域差はあるものの、世界で見た場合と日本で見た場合では同じように15~20%の死亡危険度の減少することが二つの論文を読んではっきりした。調べてみたところ、2013年の世界の一人当たりのコーヒー消費量が最も多い国はルクセンブルクの27.33(kg/1人/年)、次いでフィンランドの12.10(kg/1人/年)、ノルウェーの9.08(kg/1人/年)と続き、北欧の国々に多い傾向があった。日本は3.51(kg/1人/年)であった。私はコーヒー愛好家なのでこれまでは毎日たくさん飲んで大丈夫かという不安があったが,今回の結果をふまえてこれからも3-4杯/日のコーヒー消費を続けていくことにする。(薬剤師 北澤雄一)

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