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”ローカーボ”という言葉の回顧録

投稿日時: 2014/06/16 17:13:00

中村 了記

もう当法人には、”ローカーボ“という言葉は、古くなってしまった。
ある意味、感慨深い。

当法人は、“NPO法人 日本ローカーボ食研究会”という名前である。
その名前からしてあたりまえであるが、“ローカーボ食”を推進するNPO法人である。
このホームページをご覧の皆様にとっては周知に事実であろうと思われるが、“ローカーボ”とは、炭水化物(Carbohydrate=カーボ)を減らす(low=ロー)という造語である。そういうわけで、炭水化物(糖質)の量や割合にこだわって、ベストの食事療法を考え続けているグループである。
徹底的な糖質制限が良いのか、マイルドな糖質制限が良いのか、あるいは、ハイカーボの方がよいのか?さまざまな議論の中、どうやら肥満のある人にはマイルドな糖質制限のメリットが大きいらしい・・・というデータが集積されてきた。一方、脂質異常症の人が痩せてくると、ハイカーボの方がよいのではないか?というデータも出てきた。肥満があるかないか?生活習慣病があるのかないのか?どんな生活習慣病を持っているのか?それによって、どうやら望ましい糖質摂取割合(あるいは量)も変わる可能性が高い。そんな空気がただよってきた。
一方、糖質(炭水化物)以外の栄養素=脂質・タンパク質に関して、ローカーボ食研究会は言及を始めた。もはや、この研究会は、”カーボ“の枠を飛び出した。脂質・タンパク質に関して、動物性よりも植物性が望ましいのではないか?減らしたカーボの代わりに増やすべきは、脂質なのか?タンパク質なのか?少なくとも日本人では脂質を増やした方がよいのではないか?動物性と植物性では、植物性が望ましいのではないか?いやいや、日本人では、動物性を増やしてもOKではないか?いま、そんな議論になってきている。
これって、”ローカーボ食研究会“がやる仕事なのか?”カーボ“という狭い分野にこだわっている小さな話じゃなくなっているでしょう。すでに、全栄養のバランスを考えているわけで、体重という座標軸、生活習慣病の種類という座標軸、年齢という座標軸、さまざまな座標軸によって、望ましい炭水化物・脂質・タンパク質の比率をそれぞれに設定する、という縦横無尽な、あるいは、融通無碍な食事療法を提案し始めたわけでしょう。
つまりですね、糖質●●%が良い、とか、脂質××gが良いとか、そういう金科玉条があるわけではない、ということがわかってしまったんですよ。個々の人がどういう状況にあるのかによって望ましい食事バランスを提案するしかなくなっちゃった、というわけ。
もう当法人には、”ローカーボ“という言葉は、古くなってしまった。
ある意味、感慨深い。

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