日本ローカーボ食研究会

日本ローカーボ食研究会

個人会員の終了と今後の方針

1.個人会員の終了について

 2012年5月のNPO法人設立以来、主に医療職、栄養・食品関連の方々から個人会員を募集して私たちの活動を支援していただき、ホームページのフォーラムを使って啓蒙や議論を深める方針としました。しかし、ローカーボ食という医療技術を簡単に導入できたとしても、それを科学的な議論の遡上に乗せ、安易な民間療法に陥らず、症例を集めて考察して疑問を整理し、加えてローカーボ先進国の海外文献も読む必要があります。全国津々浦々で孤軍奮闘しておいでの先生方には、おそらく個人の力だけでそこまで到達するのはなかなか困難かと思われます。また、顔も人物も見えないネット上で議論することの難しさもあって、これまでフォーラムで闊達な議論ができなかったのではないでしょうか。
ついては、ここでひとまず個人会員の募集は終了して、フォーラムを閉じることにしました。2年間ご支援ありがとうございました。今後の啓蒙と議論の場を次のように考えています。

2.今後の方針

 ご存じのように、これまでの活動により啓蒙と正確なローカーボ情報を医療職、栄養・食品関係の方々にお伝えするため「正しく知る糖質制限食」を2013年11月に出版することができました。投稿中の論文を除いて、現時点で私たちが蓄えている知識を網羅し、症例検討も組み入れました。これを共通の基盤として、2014年5月からはローカーボに関心がある医師、管理栄養士、食品関連、研究者などの方々が顔の見える形で活動できるように組織化したいと考えています。そのために、症例検討、臨床栄養学講義それにローカーボ臨床講義を一セットとして上記の職種の誰でもが参加できるような新しいタイプの定期的勉強会を年3-4回ほど開催予定しています。ローカーボの臨床を議論するときに、お互いの顔や人物を知らないでネット上で議論することは無理な段階に来ていると思うからです。
勉強会の開催についてはホームページで順次お知らせします。
なお、法人の協賛会員については引き続き募集をしておりますので、ご支援の程よろしくお願いいたします。

2014年1月 NPO法人日本ローカーボ食研究会 代表理事  灰本 元

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医療法人芍薬会灰本クリニック むらもとクリニック